日本の自動車メーカーのマツダは、脱炭素化への独自のアプローチを求めてロータリーエンジンを復活した。

Japanese automaker Mazda Motor has revived the rotary engine, seeking a unique approach to decarbonization.

日本が世界に誇る技術の復活!

マツダのロータリーエンジンと言えば、「これしか乗らない」的な熱狂的なファンがいたくらい独特の魅力を持っていました。中学生の頃、はじめてRX-7が走り去る姿を見た時は「かっこいい!いつかあれに乗りたい」と心底思ったものです。それくらい、ロータリーエンジン車は走りからエンジン音、スタイリングまでもが異彩を放っていました。

理論上、ロータリーエンジンは小型で軽量、燃料効率もバツグンに良いはずでしたが、実際はバツグンに燃費が悪かった(笑)。そのため、一部の車好き以外からは支持されませんでした。私も10台以上の車を乗り継いできましたが、結局、お蔵入りするまで一度もロータリーエンジン車を購入することがありませんでした。

ここ数年、世間はロータリーエンジンのことなど忘れ去っていました。それどころかエンジンではなくモーターで走るEV:電気自動車が世界を救う的な感じで脚光を浴びています。

しかしながら私は既存のEVには懐疑的でした。その最大の理由は発電機能を持たず充電に依存しているからです。この冬、アメリカやヨーロッパを大寒波が襲い、雪による渋滞に巻き込まれて電池が空っぽになり走れなくなったEVが街中に溢れました。充電施設が少なく、そこへの移動もままならない、さらに充電に長い時間が必要なEVの弱点が露呈しました。停電でも同じような状態になることを明らかで、電気事情が悪化している我が国にとってこの問題は他人事ではありません。

今回、マツダはロータリーエンジンを駆動装置ではなくEV搭載用の発電機として使っています。まさに発想の転換!これにより電池のみで航続距離100キロ、発電した電気を供給しながら走れば最大航続距離800キロを実現するといいます。内燃機関で発電しながら走るEVの誕生でありEVの大きな進化です。

マツダはロータリーエンジン開発チームの結成を発表しましたが、どんな技術が開発されるのか今後が楽しみです。まずはロータリーエンジン車の復活が期待されます。さらに他の分野への転用。例えばロータリーエンジン搭載の家庭用発電兼蓄電器が出来たらすごいですね。天候に影響される太陽光発電では心もとないですからね。燃料を入れればドバっと発電。オール電化のお宅もこれで一安心!なんて感じで、関西電力さん、共同開発はいかがです?

暗いニュースが多い昨今、久しぶりに気持ちのいいニュースでした。

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ニュース英語って何だろう?

「ニュース英語から何を想像しますか?」

この質問を投げかけると多くの人が「英字新聞」と答えます。PHILOSに体験で来られた40代女性のKさんもその一人でした。Kさんによると、ニュースといえば新聞だし、これに英語がつけば英字新聞と思うのが一般的な日本人の感覚ではないかとのことでした。確かにその通り。したがって「英字新聞を教材に読んだり訳したりする」のがニュース英語学習法という固定観念があったそうです。

ラジオニュースだった!

そのKさん、レッスンがはじまっていきなりリスニングがはじまったのですからもうびっくりです。手元には新聞どころかテキストも何もありません。講師の流すラジオ音声をただただ集中して聴く…。そう、PHILOSのニュースは英語のラジオニュースなのです!

リスニング力のなさに脱帽

PHILOSでは60秒ほどの短いニュースを使います。これをはじめて聴いたKさん、いくつかの単語が聴き取れたこともあって何のニュースなのかはわかったけれど、詳しい内容はほとんどわからなかったそうです。あまりのリスニング力のなさに脱帽といった感じでした。

その後は講師のリードのもと、段落ごとに、さらに文章を細かく切って「ここが主語で」「ここが動詞で」「ここは受け身になっていて」と何度も聞いていくうちに少しずつ「聴こえる」ようになっていきました。

リスニングの最後にもう一度同じニュースを通しで聴きます。ここで多くの方が最初に比べて圧倒的に「聴こえる」ことに驚かれます。もちろんKさんもそうでした。そして…ここまでわずか25分!

スクリプトを見て実感。英語を聴く<読む

ここまできてようやくスクリプト(ニュースの台本)の出番です。ペーパーを配ると皆さん、すぐに英文に目を通しはじめますが「こんな簡単だったの」と一様に驚きの声!

日本の英語学習になじんできた人は語彙力、文法力があり「読む力」があります。この驚きはその力が発揮されたことによるものです。一方で英文を読んだことで「聴く力」のなさを再認識してがっかりする瞬間でもあります。Kさんはクラス体験前の質問で「英検2級なので準中級クラス」とのことでしたが、実際に聴いたニュースはワンランク下の初級クラスのものでした。Kさんも多くの方同様に「聴けないけれど読むのは楽勝」を実体験したのでした。

学習法を変えるだけで伸びる

リスニングは慣れが大きいといいます。そしてこれは正しい。だから聴き慣れれば…

これは少し違います。慣れるのは「音」に対してであり、それがすぐに英語の理解につながるわけではありません。理解にまでつなげるには何より語彙力が必要。そして「英語の語順」です。

日本語とは異なる語順を持つ英語。この英語の語順通りに理解する力を磨く学習法の肝であり、それがリスニングからはじめる英語学習です。もしこれにもうひとつ有効な学習法を加えるならば「サイトトランスレーション」でしょうか。ここでは詳しくは説明しませんが、この動画コンテンツでは英字新聞をサイトトランスレーションで読んでいくパートも含んでいます。

オールラウンダーに

ニュースは、政治経済、外交軍事、文化芸能にいたる幅広い分野を扱います。時事の知識が身につけながら楽しく学ぶことができます。また分野ごとに頻出単語があり、それらを着実に身に着けていくことでオールラウンドで通用する語彙力が手に入ります。

Kさんは梅田のクラスで現在も学んでおられます。約1年半で英検Ⓡ1級が狙えるところまで来られました。劇的に伸びたのは語彙力とリスニング力。因みに最初の1年はクラスと合わせて動画コンテンツも併用し、これが底力になったそうです。

そんな「語彙力とリスニング力」が身につく動画コンテンツ↓。ニュース英語が初めてというあなたに強くおススメします。