香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)さんは、今、カナダにおり、おそらく香港に戻ることはないと言っている。
Hong Kong pro-democracy activist Agnes Chow says she is now in Canada and will likely never return to Hong Kong.
私にはかつて毎月のように香港を訪れていた時期があります。現地に作った法人を拠点に、国際金融都市香港の生の投資情報を集めて日本に紹介する仕事(投資助言業)をしていました。当時、香港で出会う人々はみな聡明で溌溂としていて、商談を兼ねて様々なレストランに行っては世界中においしいものをいただきました。とても自由で、楽しく、仕事も大きく広がっていく感じでした。
しかしながら習近平主席の登場で香港の空気は一変しました。うまく表現できませんが、いやな空気が身体にまとわりつくような感じ、活気がなくなっていく感じ、将来が暗い感じ…。すぐにビジネスにも悪い影響が出て、さらに私自身、渡航するのが怖くなったこともあって事業撤退を決めました。習氏登場からわずか1年ほどの間の出来事でした。
その数か月後に雨傘運動が起こり、日本で報道される映像に「あんなに人々で賑わっていた場所が…」「平和だっだ街が…」と驚愕しました。同時に撤退は正しかったと確信を持ち、街の変りぶりに「もう二度と行くことはない」と現地法人も手放しました。ちょうど10年前のことですが昨日のことのように思い出されます。
かつて共に時間を過ごした自由都市香港を愛する人々は今頃どうしておられるのでしょうか。ある方は台湾に、ある方は周庭さんみたくカナダに移住したと聞きました。しかし大半は香港在住のまま。いったいどんなお気持ちで今を過ごされていることやら。
今、もし彼らに会えたなら。「自由を守ることがどれほど大変なことなのか。お前の国も気をつけろ!」と言われそうです。そして何も言い返せそうにありません。
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ニュース英語って何だろう?
「ニュース英語から何を想像しますか?」
この質問を投げかけると多くの人が「英字新聞」と答えます。PHILOSに体験で来られた40代女性のKさんもその一人でした。Kさんによると、ニュースといえば新聞だし、これに英語がつけば英字新聞と思うのが一般的な日本人の感覚ではないかとのことでした。確かにその通り。したがって「英字新聞を教材に読んだり訳したりする」のがニュース英語学習法という固定観念があったそうです。
ラジオニュースだった!
そのKさん、レッスンがはじまっていきなりリスニングがはじまったのですからもうびっくりです。手元には新聞どころかテキストも何もありません。講師の流すラジオ音声をただただ集中して聴く…。そう、PHILOSのニュースは英語のラジオニュースなのです!
リスニング力のなさに脱帽
PHILOSでは60秒ほどの短いニュースを使います。これをはじめて聴いたKさん、いくつかの単語が聴き取れたこともあって何のニュースなのかはわかったけれど、詳しい内容はほとんどわからなかったそうです。あまりのリスニング力のなさに脱帽といった感じでした。
その後は講師のリードのもと、段落ごとに、さらに文章を細かく切って「ここが主語で」「ここが動詞で」「ここは受け身になっていて」と何度も聞いていくうちに少しずつ「聴こえる」ようになっていきました。
リスニングの最後にもう一度同じニュースを通しで聴きます。ここで多くの方が最初に比べて圧倒的に「聴こえる」ことに驚かれます。もちろんKさんもそうでした。そして…ここまでわずか25分!
スクリプトを見て実感。英語を聴く<読む
ここまできてようやくスクリプト(ニュースの台本)の出番です。ペーパーを配ると皆さん、すぐに英文に目を通しはじめますが「こんな簡単だったの」と一様に驚きの声!
日本の英語学習になじんできた人は語彙力、文法力があり「読む力」があります。この驚きはその力が発揮されたことによるものです。一方で英文を読んだことで「聴く力」のなさを再認識してがっかりする瞬間でもあります。Kさんはクラス体験前の質問で「英検2級なので準中級クラス」とのことでしたが、実際に聴いたニュースはワンランク下の初級クラスのものでした。Kさんも多くの方同様に「聴けないけれど読むのは楽勝」を実体験したのでした。
学習法を変えるだけで伸びる
リスニングは慣れが大きいといいます。そしてこれは正しい。だから聴き慣れれば…
これは少し違います。慣れるのは「音」に対してであり、それがすぐに英語の理解につながるわけではありません。理解にまでつなげるには何より語彙力が必要。そして「英語の語順」です。
日本語とは異なる語順を持つ英語。この英語の語順通りに理解する力を磨く学習法の肝であり、それがリスニングからはじめる英語学習です。もしこれにもうひとつ有効な学習法を加えるならば「サイトトランスレーション」でしょうか。ここでは詳しくは説明しませんが、この動画コンテンツでは英字新聞をサイトトランスレーションで読んでいくパートも含んでいます。
オールラウンダーに
ニュースは、政治経済、外交軍事、文化芸能にいたる幅広い分野を扱います。時事の知識が身につけながら楽しく学ぶことができます。また分野ごとに頻出単語があり、それらを着実に身に着けていくことでオールラウンドで通用する語彙力が手に入ります。
Kさんは梅田のクラスで現在も学んでおられます。約1年半で英検Ⓡ1級が狙えるところまで来られました。劇的に伸びたのは語彙力とリスニング力。因みに最初の1年はクラスと合わせて動画コンテンツも併用し、これが底力になったそうです。
そんな「語彙力とリスニング力」が身につく動画コンテンツ↓。ニュース英語が初めてというあなたに強くおススメします。