実用英語の世界へようこそ

英会話に自信がなく、輪の中でポツンと独りぼっちだった女性。半年後、彼女は英会話の輪の中心人物として周囲の注目を一身に集めていました。いったい何が彼女を変えたのでしょうか。

以前の彼女は「饒舌」に英語を話すことが「存在感」だと考えていました。しかし日本語でも決して饒舌とはいえない彼女が英語で饒舌に話すには無理がありました。会話に入っていくタイミングもわからないし英語にも自信がない…。自分自身の存在感のなさにいつしか自己嫌悪になり英語への意欲も失いかけていました。

そんなある日、英語好きが集まるカフェにふらっと立ち寄った時のこと。あるグループが英語でディスカッションしているところを傍目に見て気づいたのです。「本当のキーマンは話しているあの人ではなく、みんなの話を聞いて流れを作っているあの人なんだ」と。

その日以来、彼女は「聴き役」を目指すと決めて徹底してリスニングを鍛えました。コツコツと努力する生真面目な性格も相まって彼女のリスニング力は劇的に高まりました。語彙と話題も広がり不思議と話す力もつきました。「対話力」が彼女の「存在感」を変えたのです!

そんな彼女の変身を支えたのが「ニュース英語リスニング」でした…。

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

中国の改正された反スパイ法は、日本や他の国々で、中国での活動に対する懸念を高めている。

China’s revised anti-spying law is raising concerns in Japan and other countries over their activities in China.

10年ほど前まで仕事の関係で毎月1回は香港に行っていました。まだ香港に自治があったころで、自由があり、おいしいものがたくさんあり、にぎやかで楽しい場所でした。

香港から船で1時間ほどで行けるポルトガル領マカオにもよく遊びに行きました。カジノも楽しみました。たぶんマカオの最盛期!すごかったなあ…。

車で1時間ほどで中国の深圳に行くこともできました。「境界」を越えるときにパスポートを見せる程度でとても簡単に行き来できました。しかし香港人はビジネスマン以外で「境界」を越える人は少なく、もっぱら向こうから香港に観光目的などでやって来るケースがほとんど。現地の取引先によると「日本人が行きたがるので案内するのだ」とのことでした。当時も中国での怖い話は山ほど聞かされていましたが、それでもアドベンチャラス?イグノラント?な一部の日本人人は「大丈夫、大丈夫」といって平気で遊びに行きました。幸い、いつも全員が無事に戻ってきて、現地での楽しい話も聞きました…。私も幾度となく誘われました。それでも私自身は香港人同様に「境界」を越えて中国に入ることに何とも言えない恐怖感があって、結局、一度も行きませんでした。

この時も含めて私は中国に入ったことが一度もありません。なのであくまで外からの中国の印象の域を出ません。そのうえで私はあの国が「怖い」のです。

誤解のないように書いておきますが、昔から怖かったわけではありません。小学生のころにはクラスに編入されてきた中国残留孤児の子と仲良くなりましたし、高校2年から大学2年までは第2外国語として中国語を専攻し、当時は少し話すこともできました。どちらかというと中国の人々には親しみを感じていた側です。今でもこの感情に変わりはありません。

怖いな、と感じ出したのは30歳を過ぎてから。日本経済が伸び悩む中、鄧小平による開放政策で中国経済が大きく伸び始め、そして天安門事件が起き…。自国民でさえ戦車でひき殺す者が支配する国。いわんや…。この国の「支配層に対する恐怖」の感覚が芽生え、その後も様々な事実を見聞きすることでますます強くなり、現在にいたっています。

さて、習近平氏率いる中国共産党は自分たちの支配をいったいどこまで広げようとしているのでしょうか。他人事にはできない、決して無関心ではいられない私がいます。

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

ニュース英語って何だろう?

「ニュース英語から何を想像しますか?」

この質問を投げかけると多くの人が「英字新聞」と答えます。PHILOSに体験で来られた40代女性のKさんもその一人でした。Kさんによると、ニュースといえば新聞だし、これに英語がつけば英字新聞と思うのが一般的な日本人の感覚ではないかとのことでした。確かにその通り。したがって「英字新聞を教材に読んだり訳したりする」のがニュース英語学習法という固定観念があったそうです。

ラジオニュースだった!

そのKさん、レッスンがはじまっていきなりリスニングがはじまったのですからもうびっくりです。手元には新聞どころかテキストも何もありません。講師の流すラジオ音声をただただ集中して聴く…。そう、PHILOSのニュースは英語のラジオニュースなのです!

リスニング力のなさに脱帽

PHILOSでは60秒ほどの短いニュースを使います。これをはじめて聴いたKさん、いくつかの単語が聴き取れたこともあって何のニュースなのかはわかったけれど、詳しい内容はほとんどわからなかったそうです。あまりのリスニング力のなさに脱帽といった感じでした。

その後は講師のリードのもと、段落ごとに、さらに文章を細かく切って「ここが主語で」「ここが動詞で」「ここは受け身になっていて」と何度も聞いていくうちに少しずつ「聴こえる」ようになっていきました。

リスニングの最後にもう一度同じニュースを通しで聴きます。ここで多くの方が最初に比べて圧倒的に「聴こえる」ことに驚かれます。もちろんKさんもそうでした。そして…ここまでわずか25分!

スクリプトを見て実感。英語を聴く<読む

ここまできてようやくスクリプト(ニュースの台本)の出番です。ペーパーを配ると皆さん、すぐに英文に目を通しはじめますが「こんな簡単だったの」と一様に驚きの声!

日本の英語学習になじんできた人は語彙力、文法力があり「読む力」があります。この驚きはその力が発揮されたことによるものです。一方で英文を読んだことで「聴く力」のなさを再認識してがっかりする瞬間でもあります。Kさんはクラス体験前の質問で「英検2級なので準中級クラス」とのことでしたが、実際に聴いたニュースはワンランク下の初級クラスのものでした。Kさんも多くの方同様に「聴けないけれど読むのは楽勝」を実体験したのでした。

学習法を変えるだけで伸びる

リスニングは慣れが大きいといいます。そしてこれは正しい。だから聴き慣れれば…

これは少し違います。慣れるのは「音」に対してであり、それがすぐに英語の理解につながるわけではありません。理解にまでつなげるには何より語彙力が必要。そして「英語の語順」です。

日本語とは異なる語順を持つ英語。この英語の語順通りに理解する力を磨く学習法の肝であり、それがリスニングからはじめる英語学習です。もしこれにもうひとつ有効な学習法を加えるならば「サイトトランスレーション」でしょうか。ここでは詳しくは説明しませんが、この動画コンテンツでは英字新聞をサイトトランスレーションで読んでいくパートも含んでいます。

オールラウンダーに

ニュースは、政治経済、外交軍事、文化芸能にいたる幅広い分野を扱います。時事の知識が身につけながら楽しく学ぶことができます。また分野ごとに頻出単語があり、それらを着実に身に着けていくことでオールラウンドで通用する語彙力が手に入ります。

Kさんは梅田のクラスで現在も学んでおられます。約1年半で英検Ⓡ1級が狙えるところまで来られました。劇的に伸びたのは語彙力とリスニング力。因みに最初の1年はクラスと合わせて動画コンテンツも併用し、これが底力になったそうです。

そんな「語彙力とリスニング力」が身につく動画コンテンツ↓。ニュース英語が初めてというあなたに強くおススメします。