政治団体「つばさの党」の3人が、4月に東京で行われた衆議院補欠選挙中にほかの候補者の選挙活動を妨害したとして逮捕された。

Three members of the political group “Tsubasa no To” have been arrested for allegedly obstructing the campaigns of other candidates during the Lower House by-election in Tokyo in April.

立候補者への大胆な選挙妨害の容疑者はある候補者本人とその所属団体代表だった…。そんな現行法の「想定外」ともいえる事件が発生した衆議院東京15区補欠選挙。警察や検察による真相解明が続いていますが、様々な議論を巻き起こす歴史的事件と言えるのではないかと思います。

問題は2つに収斂されるのではないかと考えます。

1つは「候補者の選挙活動の自由」をどのように解釈するのか。容疑者側は他の候補者の街頭演説を妨げるような行為であっても、自らが候補者である以上、その言論は「選挙活動の自由」の範疇であり違法行為ではないと主張します。一方、彼らの妨害行為を受けた他の候補者からは自らの「選挙活動の自由」を阻害する違法行為だとして告発しています。

私は法学部卒でありながら劣等生だったので法律家のような回答はできませんが、大学1年生で習った「憲法12条:権利の濫用」や「「民法90条:公共の福祉に反する行為」といった原理原則の観点から容疑者たちは限りなく「クロ」だと思っています。

2つ目は「当選目的でない立候補の自由」が許されるのかどうか。容疑者側はこの妨害行為を動画撮影しSNSにアップすることで広告収入を得、さらにこの収入を目的とするビジネスを構築する計画を公表しています。ただこの問題は今回の容疑者だけに向けられるのではなく、例えば売名目的での立候補は許されるのか、何かの記念としての立候補は許されるのか、なども含むため、道義的な問題はあるものの違法行為ではなく「法の不備」によるものと思います。

少し話が飛躍しますが、衆議院補欠選挙後に行われた東京都知事選選挙に立候補したある候補者の公約に興味を持ちました。暇空茜という候補者ですが彼の公約は「ルールの厳格な適用」でした。形骸化したルールが多く残る中、都知事になったあかつきにはまずは既存のルールを厳格に守ることからはじめて、それで問題があれば改正するという公約でした。都政の公金チューチューに切り込んで「都と関連団体とのなあなあの関係」の闇を暴いた暇空茜氏らしいこの公約は、改革だの補助金だのを声高に叫ぶ多くの候補者の中で異彩を放つ魅力的な公約だと感じました。

話を戻して1つ目について。有権者を主人公にするならば、候補者の公約や人となりを知り投票先を判断するための街頭演説の機会を、大声で罵詈雑言を重ねる、太鼓をたたくなどの行為で奪われたわけですから「選挙妨害罪=有権者や候補者などへの暴行や威迫、集会や演説の妨害、文書図画の毀棄、候補者の職業や経歴などに関する虚偽事項の公表、偽名による通信など」にあたるとして厳正に対処すべきだと思っています。

2つ目は早急な法改正でしょうか。ただ出馬動機の解明は困難でしょうから、東京都知事選を例にとると300万円の供託金の増額や、現在は要件にない推薦人の確保といった明確な基準が必要でしょう。私は立候補に際して金銭的なハードルを課すことをよしとしない考えなのでこの2択であれば推薦人必要論者ですが、それはそれとして今後、様々な議論を待ちたいと思います。

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ニュース英語って何だろう?

「ニュース英語から何を想像しますか?」

この質問を投げかけると多くの人が「英字新聞」と答えます。PHILOSに体験で来られた40代女性のKさんもその一人でした。Kさんによると、ニュースといえば新聞だし、これに英語がつけば英字新聞と思うのが一般的な日本人の感覚ではないかとのことでした。確かにその通り。したがって「英字新聞を教材に読んだり訳したりする」のがニュース英語学習法という固定観念があったそうです。

ラジオニュースだった!

そのKさん、レッスンがはじまっていきなりリスニングがはじまったのですからもうびっくりです。手元には新聞どころかテキストも何もありません。講師の流すラジオ音声をただただ集中して聴く…。そう、PHILOSのニュースは英語のラジオニュースなのです!

リスニング力のなさに脱帽

PHILOSでは60秒ほどの短いニュースを使います。これをはじめて聴いたKさん、いくつかの単語が聴き取れたこともあって何のニュースなのかはわかったけれど、詳しい内容はほとんどわからなかったそうです。あまりのリスニング力のなさに脱帽といった感じでした。

その後は講師のリードのもと、段落ごとに、さらに文章を細かく切って「ここが主語で」「ここが動詞で」「ここは受け身になっていて」と何度も聞いていくうちに少しずつ「聴こえる」ようになっていきました。

リスニングの最後にもう一度同じニュースを通しで聴きます。ここで多くの方が最初に比べて圧倒的に「聴こえる」ことに驚かれます。もちろんKさんもそうでした。そして…ここまでわずか25分!

スクリプトを見て実感。英語を聴く<読む

ここまできてようやくスクリプト(ニュースの台本)の出番です。ペーパーを配ると皆さん、すぐに英文に目を通しはじめますが「こんな簡単だったの」と一様に驚きの声!

日本の英語学習になじんできた人は語彙力、文法力があり「読む力」があります。この驚きはその力が発揮されたことによるものです。一方で英文を読んだことで「聴く力」のなさを再認識してがっかりする瞬間でもあります。Kさんはクラス体験前の質問で「英検2級なので準中級クラス」とのことでしたが、実際に聴いたニュースはワンランク下の初級クラスのものでした。Kさんも多くの方同様に「聴けないけれど読むのは楽勝」を実体験したのでした。

学習法を変えるだけで伸びる

リスニングは慣れが大きいといいます。そしてこれは正しい。だから聴き慣れれば…

これは少し違います。慣れるのは「音」に対してであり、それがすぐに英語の理解につながるわけではありません。理解にまでつなげるには何より語彙力が必要。そして「英語の語順」です。

日本語とは異なる語順を持つ英語。この英語の語順通りに理解する力を磨く学習法の肝であり、それがリスニングからはじめる英語学習です。もしこれにもうひとつ有効な学習法を加えるならば「サイトトランスレーション」でしょうか。ここでは詳しくは説明しませんが、この動画コンテンツでは英字新聞をサイトトランスレーションで読んでいくパートも含んでいます。

オールラウンダーに

ニュースは、政治経済、外交軍事、文化芸能にいたる幅広い分野を扱います。時事の知識が身につけながら楽しく学ぶことができます。また分野ごとに頻出単語があり、それらを着実に身に着けていくことでオールラウンドで通用する語彙力が手に入ります。

Kさんは梅田のクラスで現在も学んでおられます。約1年半で英検Ⓡ1級が狙えるところまで来られました。劇的に伸びたのは語彙力とリスニング力。因みに最初の1年はクラスと合わせて動画コンテンツも併用し、これが底力になったそうです。

そんな「語彙力とリスニング力」が身につく動画コンテンツ↓。ニュース英語が初めてというあなたに強くおススメします。