日本の天皇皇后両陛下は、国賓としてのイギリス訪問中、イギリス王室との絆を更に深めた。

Japan’s imperial couple have further deepened their ties with the British royal family during a state visit.

長い歴史と伝統を持つ英国と日本。両国間には友好の時期、一方で対立どころか戦争で戦った時期もあります。そして今、再び友好の時期を迎え、英国の王室と日本の皇室の交流が深まっています。

英国王室は1997年8月30日に不慮の事故で亡くなったダイアナ元妃への対応をめぐって「王室不要論」まででてくるような大論争がありました。わが国でも「皇室不要」を唱える一定の方がおられ、現在も父系天皇を貫くべきという旧来の流れと女系天皇を認めようという新しい流れが対立しています。このような背景を持ちつつも、多くの国民にいまだ敬愛される王室と皇室、素晴らしいことだと思います。

さてこの天皇皇后両陛下の英国ご訪問、即位後の初の海外訪問先としてエリザベス女王の招きで3年前に行われる予定でしたが、世界的なパンデミックの影響で延期。その間にエリザベス女王が永眠されました。予定通り行われていたら、再会を果たされた女王と天皇の会話、さらに女王と皇后の初めての会話、その内容と雰囲気はとても興味深いものだったと思います。

代は変われど変わらぬ両国の平和な交流が未来永劫、続くことを願うばかりです。

今回のリリースで「聴く効くニュース英語」はいったん終了となります。長らくのご愛顧に心より御礼申し上げます。またいつか、お会いしましょう。

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